躁うつ病

• 病気について
• 症状
• 治療法

躁うつ病ってどんな病気？

躁うつ病は別名双極性障害と呼ばれ、気分が極端に高まったり低下したりする病気です。

うつ病とは違う病気で、うつ病と診断されている人でも、突然元気になって活発になったりすることがあれば、躁うつ病の可能性があります。

また、うつ病の治療が効かない場合は、躁うつ病が原因かもしれません。

躁うつ病の症状

躁うつ病の特徴は、「躁」と「うつ」の状態が交互に現れることです。それぞれの状態では、以下のような症状が見られます。

躁の症状

• 寝ても寝ても眠くならない
• 寝なくてもずっと動き回れる
• アイデアがどんどん出てくる
• 話しすぎて、相手が聞いているかどうか気にしない
• 知らない人にも積極的に話しかける
• 自分は何でもできると思い込む
• 買い物をやたらとする

うつの症状

• 気分が暗くなる
• 理由もなく悲しい・寂しい・虚しいと感じる
• 物事を悪くとらえてしまう
• やる気が出ない
• 何もする気がしない
• イライラするか、集中できない
• 興味や関心がなくなる
• 死にたいと思う

※これらの症状の一部に当てはまる場合は、躁うつ病の疑いがあります。また、身体に不調を感じても原因が分からない場合は、一度当院にご相談ください。

当院での治療法

主には気分安定薬という、気分の変化を抑える薬を使って治療します。また、躁やうつの度合いによっては、感情を落ち着かせる薬やうつ病の薬を併せて使うこともありますが、必要最低限の薬だけを選んで処方しています。

お薬は、症状が改善したからといって勝手にやめないでください。症状が再発したり重くなったりすることもあります。薬の量や回数は患者様の様子に合わせて調整していますので、指示通りに飲んでください。